研究モヤモヤ会、はじめました!

研究モヤモヤ会は、研究のモヤモヤを語る場です。


参加資格は、研究していて、もしくは研究したいと思っていて、モヤモヤすることがある人です。

 

おひとりが語り手さんになり、最後まで語ります。
語り終えたら聴き手さんたちは、質問や感じたことを語ります。それを聴いて語り手さんが応答したければ、応答をします。
それを、繰り返していきます。語り手さんを順番に回していきますが、パスもありです。

 

それぞれ、自分のモヤモヤの形を探るように語り、聴いてみましょう。自分の経験や気持ちから語り、また、自分の経験や気持ちを探るようにして、聴いてみましょう。
「研究のモヤモヤ」が入り口ですが、語りながらの脱線はもちろんありです。脱線のできなさが、「研究のモヤモヤ」のひとつのような気もするので…。

 

語り手のときも、聴き手として質問や感想を言うときも、語るときは途中で語るのをやめても良いし、わからなくなっても良いです。語るときは、自分に集中しながら語ってみましょう。

 

語り手さんの最初のひとり語りは、一応、15分立ったら一声おかけします。最後まで語る、と言っても、どこが最後かわからなくなったり、時間が気になってしまうことがありえますので。
15分経ったら一声かけますが、あくまでもそれは一区切りで、もう少しモヤモヤを語れそうだな、という感じがしたら、遠慮なく「もう少し語ります」とおっしゃってください。
語り手さんには、最後まで語る自由があります。安心して、語ってみてください。

 

ひとり語りを終えたら、その後は質問や感想出し、その応答をする時間となります。
そのときのルールは二つ。参加者の人格を否定したり、責めたり、マウントしたりはしないこと。そして会の終了後、ここで聴いた内容を個人特定される形で外には漏らさないこと。
安全で安心に語り合い、聴き合うためのルールとなります。

 

なお、会はZoom で行いますが、会の間の顔出しは自由、声のみ参加ありです。

 

形は違うかもしれませんが、皆さんが研究のモヤモヤを持っています。
聴いているときは、互いに関心を持ち合い、その声に耳を傾けてみましょう。

 

以上です。
安全で安心な環境にして、暴力を防止するための配慮と、互いへの敬意と尊重を大切にする、そんな研究モヤモヤ会を皆さんと一緒に作っていけたらな、と思っています。

 

★ 第1回は、以下のような形で実施。
・ 最大5名。まくねがおのツイート※に反応をくれた方3名、まくねがおの友人で研究するかどうか検討中の方1名、まくねがおで開催。

← 結局3名参加となったが、それでも時間が足りない感じ…。最大5名ではなく、最大4名募集がテキトウか?

 

・ 2時間程度、オンライン・Zoomで行い、クローズドで開催。


・ 10/7(水)午後6時~午後8時まで(本編)

 

 

※まくねがおのツイート(2020年9月30日)

今週の土日に某学会のお手伝いがあり。分科会のタイムキーパー係なんだけども。とりあえずその準備を終えた。明日と明後日は福祉現場のパートがあるから、今日の午後は色々やらなくちゃなあ。→

→某学会のお手伝い、僕なんかはどうってことなくて、昨日の夜にちょろっとリハーサルに参加して、さっき小一時間準備する程度で負担はおしまいだったんだけども。運営を中心に担っている方々の心労等を想像すると、くらーい気持ちになったりするんだよね…

→秋は学会のシーズンで、今年はオンライン開催。まー慣れないことが多くて、色々と調整に時間がかかるんだな、ということがよく分かり。後期も始まるタイミングだから、オンライン授業の準備諸々も同時に降りかかって。その他大学運営の仕事もあり、詳しく聴いてないけど酷い労働時間なんだと思う…。

→僕は非常勤研究員で非常勤講師もしていて、学会運営とか大学運営の仕事はタッチしないで済む立場なんだけど、僕は僕で科研申請と論文投稿とをして、何とか競争的資金を獲得したり業績積んだりしないと、先がない立場だから…。でも、正規の研究職の方に相談したり弱音を吐くのも気が引けてね…。

→立場は違うんだけど、多分みんな追い詰められた気持ちになりながら仕事してると思うんだよなあ。研究職の仕事って、締め切りが設定されて、自分を追い詰めながらどんどんインプットしてアウトプットして…、みたいなメンタル管理のお仕事って感じがする。

→同時に、研究職の仕事の根幹って、これまでのアカデミズムで発表されたものを踏まえて新たな成果を発表する、って要素があって。それが、競争的な気持ちだとか、攻撃的な気持ちだとか、あとは秘密主義的な気持ちにもつながりがちな気がするのね。

→そのせいで、益々愚痴や弱音は吐けないような気がしてさ…。誰かに足下をすくわれるんじゃないか、とか、アイデアを盗まれるんじゃないか、とか。自身がそんな葛藤を抱えて仕事をしているので、他の研究職の人たちもみんなそんな心性がある気がしてきて、余計に弱さを出せない気もして…。

→…まあね、ひとりでいるときは、ホントにそんなことがよく頭をよぎったりするんだけど、用事で対面で研究職の同僚とかと話すときは、そこまで他者への不信感に塗れて話さずに、相手を信頼しながら会話できるんだけどね。今もひとりで研究室にいるけど、孤立して作業することが苦悩を深めるんだよな。

→アカデミズムの場で新しい成果を生み出すってことも、当事者研究の発想のように、本来は共有財産として、非所有的にその成果を扱ってアカデミズム全体として豊かな知を生み出すのが本来なはずなんだよな。それが個人のサバイブと結びつくから、「盗まれちゃいけない」感とかが出てきちゃう…。

→昨日もダベルの哲学対話に参加したけど、楽しいなって思った。安心してあれこれ語るって、やっぱり必要なんだよな。それに、できるんだよ。きっと研究職だってできる。

たかまつななさんが、芸能人の自助グループにつながってあれこれ語ることの重要性を発信しはじめたけど、安心して語るコミュニティづくり、研究職でもできないかしら。

→…個人的には、もう科研の申請が迫って来ていて、締め切りの一週間前ぐらいに完成させ、それを誰かに説明する機会を作りたいんだよね。もう完全に自己利益っていうか、僕の仕事の都合なんだけども。

→二週間前に投稿論文を何とか書き上げたんだけど、そのときも多動の僕の悪い癖で、人に読めるようなレベルの出来になったのが締め切り前日。せめて一週間前には仕上げて寝かせて見直さないと、みたいな気持ちが超あるんだけど、それができなくてね…。

→…まあなあ、それを助けを借りずに自己管理ができる人が研究職になれるし、多分なっているのであって、多動な僕にはやっぱり難しいのかしら、と思う気持ちが正直強いんだけんども。多分様々な語り合いのグループの手法で行くなら、こういう僕みたいな気持ちについて語り合うと良いのだろうな。

→シンプルにサバイブ的な自己利益で助けを求めると、「締め切り一週間前に仕上げるから、だれか読んで!」ってことなんだけど。あとはまた別の場として、ここまで散々うねうね呟いていたことに共鳴して、自分もうねうね語りたいって方がもしいたら、語り合いませんか。

→「科研の申請書を締め切り一週間前に仕上げるから、誰か読んで!」に関しては、心優しい人がいたらマジで誰でも良いです。科研って、専門分野以外の人が審査するので、申請書はできるだけわかりやすく書かなくてはならんのです。なので、研究したことない人でも可。どなたでも…。

→研究職としてのモヤモヤする気持ちを語る場については、僕は40歳の男性の非常勤研究員で、できれば僕と同じような境遇だとありがたいのだけど、なかなかそんな人もいないと思うので…。ちょっと迷うけど、正規の研究職でも大学院生やODの方でも、若い方でも年配の方でも、どんな方でも…。

→…関心ある方は、気軽にお声がけください。うねうね呟いてたら途中で相談になって最後はお願いになった不思議! さー、ぼちぼちやるぞう…。


以上。