ブックリスト 【 まくねがおの、ぶっく・りーど・めんずりぶ 】
※ 随時更新予定…?(…しないかも)
【ウーマンリブ/フェミニズム】
〇田中美津[1972]『いのちの女たちへ――とり乱しウーマン・リブ論』、河出文庫
〇上野千鶴子[1990]『家父長制と資本制――マルクス主義フェミニズムの地平』、岩波書店
【古典的な男性学論集】
・渡辺恒夫[1989]『男性学の挑戦』(日本初の学際的な男性学論集)
・井上輝子+上野千鶴子+江原由美子編[1994] 『日本のフェミニズム① リブとフェミニズム』、岩波書店
・井上輝子+上野千鶴子+江原由美子編[1995]『男性学――日本のフェミニズム(別冊)』、岩波書店
【日本版男性学】
・渡辺恒夫[1986]『脱男性の時代』、勁草書房
・伊藤公雄[1993]『男らしさのゆくえ』、新曜社
・伊藤公雄[1996]『男性学入門』、作品社
・メンズセンター編[1996]『「男らしさ」から「自分らしさ」へ』、かもがわブックレット
・多賀太[2001]『男性のジェンダー形成――〈男らしさ〉の揺らぎのなかで』、東洋館出版社
・多賀太[2006]『男らしさの社会学――揺らぐ男のライフコース』、世界思想社
〇田中俊之[2009]『男性学の新展開』、青弓社ライブラリー
〇田中俊之[2015]『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』、KADOKAWA
◎田中俊之[2015]『<40男>はなぜ嫌われるか』、イースト新書
←【ありのままを見つめられない男性には、「心の醜形恐怖」がある? 「男性論ルネッサンス」検証 - wezzy|ウェジー】
←【「40男」を嫌っているのは女性ではなく自分? 軽さと過酷さを兼ねそなえた『〈40男〉はなぜ嫌われるか』 - wezzy|ウェジー】
【実践的運動の歴史】
・男も女も育児時間を!連絡会(育時連)[1989]『男と女で[半分こ]イズム――主夫でもなく、主婦でもなく』、学陽書房
・谷口和憲[1997]『性を買う男たち』、現代書館
〇だめ連編[1999]『だめ連宣言!』、作品社
【評論系(2000年前後~)】
・小谷野敦[1999]『もてない男――恋愛論を超えて』、ちくま新書
・小浜逸郎[2001]『「男」という不安』、PHP選書
・加藤秀一[2006]『知らないと恥ずかしいジェンダー入門』、朝日出版社
〇杉田聡[2003]『レイプの政治学――レイプ神話と「性=人格原則」』、明石書店
〇本田透[2005]『電波男』、三才ブックス
〇本田透[2005]『萌える男』、ちくま新書
【新しい潮流(2010年前後~)】
◎二村ヒトシ[2012]『すべてはモテるためである』、文庫ぎんが堂
◎二村ヒトシ[2014]『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」、文庫ぎんが堂
←【やっぱりモテなきゃダメですか? 2人の非モテが読む二村ヒトシ『すべてはモテるためである』 - wezzy|ウェジー】
◎坂爪真吾[2014]『男子の貞操――僕らの性は、僕らが語る』、ちくま新書
←【「ゴミ」と見なされている男たちの性を、スマートに捉えなおすことは出来るのか? 坂爪真吾『男子の貞操』 - wezzy|ウェジー】
〇奥田祥子[2015]『男性漂流――男たちは何におびえているか』、講談社+α新書
【男性の暴力】
・宮地尚子[1998]「孕ませる性と孕む性――避妊責任の実体化の可能性を探る」、『現代文明学研究』第1号
・宮地尚子編[2004]『トラウマとジェンダー――臨床からの声』、金剛出版
・沼崎一郎[2002]『なぜ男は暴力を選ぶのか――ドメスティック・バイオレンス理解の初歩』、かもがわブックレット
・中村正夫[2003]『男たちの脱暴力――DV克服プログラムの現場から』、朝日選書
・岩崎直子[2004]「男性の性被害とジェンダー」宮地編[2004]
・草柳和之[2004]『DV加害男性への心理臨床の試み――脱暴力プログラムの新展開』、新水社
・信田さよ子[2008]『加害者は変われるか?――DVと虐待をみつめながら』、筑摩書房
【フェミニスト男性研究】
〇澁谷知美〔2001〕「「フェミニスト男性研究」の視点と構想 日本の男性学および男性研究批判を中心に」、社会学評論2001年51巻4号p.447-463(URL:「フェミニスト男性研究」の視点と構想)
〇澁谷知美〔2003〕『日本の童貞』、文春新書(河出文庫版は〔2015〕)
・澁谷知美〔2009〕『平成オトコ塾―悩める男子のための全6章』、筑摩書房
・澁谷知美〔2013〕『立身出世と下半身―男子学生の性的身体の管理の歴史』、洛北出版
【森岡正博→杉田俊介のメンズリブ論】
〇森岡正博[2005]『感じない男』、ちくま新書
〇森岡正博[2008]『草食系男子の恋愛学』、メディアファクトリー
◎杉田俊介〔2008〕「『男性弱者』と内なるモテ幻想」『無能力批評』、大月書店
←【シスへテロ男性固有の困難は、どう名指せば良いのか?(もしくは、名指すべきではないのか?) - まくねがお のブログ】
〇杉田俊介〔2016〕『長渕剛論』、毎日新聞出版
◎杉田俊介〔2016〕『非モテの品格』、集英社新書
←【『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か』 感想・書評とやりとり - Togetter】※烏蛇さんが僕のツイートをまとめて下さいました。誠にありがとうございます。
◎杉田俊介〔2017〕『宇多田ヒカル論』、毎日新聞出版
←【宇多田ヒカルの歌う「愛」は、男たちの新たな人間関係のヒントになるかもしれない。 - wezzy|ウェジー】
【今後一読して、上記に加えるか検討する予定のもの】
・蔦森樹編〔1999〕『はじめて語るメンズリブ批評』、東京書籍
・須永史生〔1999〕『ハゲを生きる 外見と男らしさの社会学』、勁草書房
・橋本治〔1986〕『恋愛論』』、講談社文庫(『完全版』、文庫ぎんが堂は〔2014〕)
・橋本治〔2008〕『あなたの苦手な彼女について』、ちくま新書
・宮台真司他編〔2009〕『「男らしさ」の快楽』、勁草書房
〇桃山商事〔2014〕『二軍男子が恋バナはじめました。』、原書房
・桃山商事〔2014〕『生き抜くための恋愛相談』、イースト・プレス
〇多賀太〔2016〕『男子問題の時代? 錯綜するジェンダーと教育のポリティクス』、学文社
・平山亮〔2017〕『介護する息子たち:男性性の死角とケアのジェンダー分析』、勁草書房
〇杉田俊介〔2018〕「私がフェミニズムから学んだと信じていること」『すばる2018年5月号』p.101-103、集英社
〇「特集 ぼくとフェミニズム」『すばる2018年5月号』p.84-264、集英社
※個人的な関心から、非モテに偏ったブックリストになっています。